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機器・接続関連のトラブルの際は
タブレットを再起動すると、問題が解決することがあります。まずは、一度タブレットを再起動してみてください。
また、電源・画面・キーなどのハードウェアの問題は、ハードリセットを行うと改善される場合があります。症状を確認し、コンタクト窓口に連絡し、担当者と相談の上、ハードリセットをお試しください。
ハードリセット・パワーウォッシュなどは設定が無効になってしまう可能性もあるので、必ずコンタクト窓口に連絡し、担当者との相談のうえで行うようお願いいたします。
事前確認
①接続が悪い
端末と充電ケーブル、充電ケーブルと端末保管庫、端末保管庫とコンセントの接続をご確認ください。まれに接続が悪く、充電できないことがあります。
②輪番充電になっている
輪番充電の設定になっていると、時間帯によってはケーブルに接続しても充電されません。また、充電ランプは一定の電圧でないと点灯しない仕組みになっていることが多く、輪番充電で複数台を同時に充電している場合は点灯しないこともあります。安定しない場合は輪番充電ではなく、取り出した単独の充電ケーブルで充電を試みてください。
③充電ランプと電源ランプを間違えている
電源ランプと充電ランプの場所は違います。充電ケーブルに接続しても電源ランプは点灯しません。
④充電ケーブルの挿し口がまちがっている
一部の機種では、USBタイプCケーブル口が二つあっても片方だけしか充電に有効でないものがあります。マニュアルを見て、正しい挿し口に充電ケーブルを差し込んでください。
⑤完全放電状態である
完全放電(電池0になってからもしばらく放置した場合)のあとは充電ケーブルに接続しても充電ランプが点灯するまで時間がかかることがあります。しばらく充電ケーブルに接続しなかった場合に発生します。10分~1時間ほど充電開始までかかることがあります。充電ケーブルに接続したまましばらくお待ちください。
それでも充電ランプが点灯しない場合は、コンセント・充電ケーブル・端末のいずれかの故障が疑われます。下の「充電できない(複数台)」「充電できない(単独)」それぞれの手順に沿って、原因を確認してください。
充電できない(複数台)
複数台充電できない場合、端末保管庫やコンセントに問題がある可能性が高いです。次のことを確認してください。
①コンセントを確認する
CDプレイヤーなどをコンセントに接続して、利用できるかをご確認ください。利用できた場合、コンセントに問題はありません。利用できない場合はコンセントの故障です。コンタクト窓口では対応できませんので、学校管理者までご確認ください。
②充電ケーブルを取り出して充電する
充電ケーブルを取り出して単独で充電できた場合、端末保管庫内部の機器に不具合があります。
充電できない(単独)
1台だけ充電できない場合、充電ケーブルか端末に問題がある可能性が高いです。次のことを確認してください。
○充電ケーブルを交換する
正常に充電できている充電ケーブルと、充電できていない端末を接続してください。
○充電できた場合
充電ケーブルの不具合の可能性が高いです。確認のため、充電できなかったケーブルを、別の正常な端末につないでみてください。まれに接触が悪かっただけでどちらにも問題がない場合があります。充電ケーブルに問題があることが分かったら、教育委員会もしくは、教育委員会から指定されている問合せ先などにご連絡ください。
○充電できない場合
端末の不具合の可能性が高いです。ごくまれに充電口にほこりなどが詰まっていて正常に充電できない場合があります。ご確認ください。充電口に問題がない場合は、教育委員会もしくは、教育委員会から指定されている問合せ先などにご連絡ください。
画面の端が浮き上がっている
画面の端が浮き上がって、ディスプレイが外れそうになっている場合があります。内部の配線が重なって浮き上がっている可能性が高いです。無理やり押し込むと内部の配線が断線してしまう可能性があります。
タッチスクリーンが反応しない
タッチスクリーンが反応しない場合、ハードウェアが一時的に不良になっているか、ドライバや内部基板の異常が疑われます。コンタクト窓口までお問い合わせの上、担当者と相談してからハードリセットをお試しください。それでも回復しない場合、担当者の指示に従って、ドライバが正常に働いているかをご確認ください。ドライバが正常に働いていない場合、基板の故障が疑われます。
電源ランプが点灯せず、電源が入らない
タブレットの充電ができていない可能性があります。上記の「充電できない」の手順に従い、充電を行ってください。充電ランプは点灯し、十分な時間充電したにも関わらず電源ランプが点灯せず、電源が入らない場合は、故障の可能性があります。
充電ケーブルを挿していないと、電源が入らない
充電ケーブルを挿していれば電源が入るが、バッテリーアイコンが表示されず、充電ケーブルを抜くと電源が落ちる事例が報告されています。 端末本体の故障の可能性が高いです。
電源ランプは点灯するが、画面が黒いままか、正常な画面にたどり着けない
ウィンドウズOSを代表として、システムの更新後は、起動に時間がかかるOSがあります。しばらくお待ちください。しばらく待っても起動しない場合は、読み込みにエラーが発生したか、画面の故障の可能性があります。それぞれのタブレットの手順に沿って強制終了した後、もう一度起動するかを確認してみてください。
ネットワークの速度が遅い
GIGAスクールの回線速度は学習用ネットワーク全体で最大1Gbpsとなっているのがほとんどです。これを回線に接続している端末で割りますので、100台つなぐと、一台当たり10Mbps程度となります。ただし、これは理論値であり、回線速度が1Gbpsを常に発揮できるわけではありません。
それも踏まえて次のことをご確認ください。
①タブレットの更新が行われていないか
Windowsタブレットの場合、初回起動時と月に一回の更新時にバックグラウンドでデータのダウンロードを行います。一度に複数台更新が行われると、回線出口がボトルネックとなり接続が極端に遅くなることがあります。自治体の設定によって更新を一時停止できないものもありますので、更新が行われている場合は、授業でのネットワークの接続は控えていただくか、動画などの視聴は行わず最低限の利用にとどめてください。また、月一回の更新時(毎月第二水曜日)の後には、夜間に更新が当たりやすいように輪番充電の調整をしてください。
Windowsタブレット以外のタブレットは、回線速度に影響があるほどの更新はほぼありません。
②複数人で同時に大容量の接続をしていないか
文部科学省の標準仕様書によると、YouTubeなどの動画視聴は2.5Mbpsあれば行えるとなっておりますが、高画質の動画であったり、一度に複数人の接続であると、回線速度が遅くなる可能性があります。YouTubeなどの動画視聴サービスを利用する場合は、大型提示装置を使うか、画面共有機能を使って、一台の接続を共有する形をとってください。
③大人数での接続を行っていないか
上にもあるように、最大1Gbpsとありますが、必ず最大値が発揮されるわけではありません。また、接続している端末の数で割るため、接続している台数が多ければ多いほど速度は遅くなります。例えば、回線全体が800Mbpsの速度で200人が接続していた場合、4Mbps程度しか一台当たりの速度は出ないことになります。ただし、上記の通り、動画視聴などを行わなければ、4Mbps程度の速度でも利用は可能です。どうしてもアプリの動作が重くなる場合、そのアプリの接続の要件をご確認ください。
④アクセスポイントから遠いところでアクセスしていないか
Wi-Fiの電波は無線アクセスポイントとタブレットの間にコンクリートや鉄製の壁があると減衰します。また、無線アクセスポイントから距離がある場合も減衰します。回線速度が遅く感じた場合、アクセスポイントの近くで接続してみてください。
ネットワークに接続できない(1台のみ)
次のことを順にご確認ください。
①Wi-Fiがオンになっていない
Wi-Fiが切断状態になっていたり、機内モードになっていたりすると、接続できません。状態をご確認ください。
②アクセスポイントが遠い
教室外で使用する場合は 無線APから離れすぎていないか、障害物が間にないかを確認してください。間に鉄筋コンクリートや金属の壁があると電波が届かないことがあります。
③アクセスポイントが見つからない
一つもアクセスポイントが見つからない場合と、特定のアクセスポイントが見つからない場合があります。
Wi-Fiがオンなのに、一つもアクセスポイントが見つからない場合、端末の故障や初期設定の消失が考えられます。ハードリセットで回復する場合もあります。
特定のアクセスポイントが見つからない場合は、一度Wi-Fiを切断してからオンにするか、端末自体を再起動すると認識される場合があります。それでも認識されない場合、無線APのトラブルも考えられます。無線APのトラブルについては「ネットワークに接続できない(複数台)」と同じ対応をしてください。
すべての手順を確認してもネットワークに接続できない場合、端末の故障が考えられます。
ネットワークに接続できない(複数台)
同一教室内で複数台(もしくはすべて)接続されない場合、学習者用ネットワークにエラーがある可能性があります。ほかの階に移動するなど、別のアクセスポイントから接続できるかご確認ください。
別のアクセスポイントから接続される場合、元の教室付近のアクセスポイントに問題がある可能性が高いです。ほかのアクセスポイントからも接続できない場合、校内のネットワーク自体に問題がある可能性が高いです。
キーボードで押したキーと違うキーが入力される
「t」を押すと「y」、「@」を押すと「¥」が一緒に入力される事例などが確認されています。まずは再起動とハードリセットをお試しください。それでも症状が変化しない場合、内部の故障となります。コンタクト窓口までお問い合わせください。
カメラのピントが合わない
カメラを利用する際にピントが自動で調節されない場合があります。まず、カメラの表面が汚れていないかご確認ください。カメラの表面にゴミがついていたり曇っていたりすると、ピントが正常に合わないことがあります。汚れていた場合は、乾いたきれいな布でやさしくふいてください。カメラの表面が汚れていないのにピントが正常に合わない場合は、教育委員会もしくは、教育委員会から指定されている問合せ先などにお問い合わせの上、担当者と相談してからハードリセットをお試しください。それでも回復しない場合はカメラの故障の可能性が高いです。再度教育委員会もしくは、教育委員会から指定されている問合せ先などにお問い合わせください。
インカメラとアウトカメラの切り替えができない
カメラが複数ついている機器で、切り替えができない場合、ハードウェアの一時的な不良か、ドライバの設定異常が考えられます。まずは教育委員会もしくは、教育委員会から指定されている問合せ先などにお問い合わせの上、担当者と相談してからハードリセットを試みてください。ハードリセットでも回復しない場合、担当者の指示に従って設定からカメラが認識されているかご確認ください。(一例として、正常「FrontCamera」「BackCamera」と表示。異常「FrontCamera」「PCCamera」と表示)
正常に認識されていない場合、基板の異常の疑いがあります。教育委員会もしくは、教育委員会から指定されている問合せ先などに再度お問い合わせください。
カメラに異常が見られる
カメラの接続などに異常があり、カメラの範囲が丸く表示される場合があります。フィルタなどでなく、カメラの取り付けがずれている可能性が高いです。教育委員会もしくは、教育委員会から指定されている問合せ先などにお問い合わせください。
○Chromebook
・起動中のChromeの画面から動かない
正しく最新の状態への更新がされなかった場合、この画面で止まってしまう事例があります。更新のバージョンによるものとされ、事前の回避は難しいです。リカバリをすれば、データはそのままに正常起動できることが確認されています。詳しくはコンタクト窓口か納入業者までお問い合わせください。
・起動の残時間が増減する
Chromebookの右下のステータスから起動の残時間が確認できますが、こちらはその時に動作しているアプリに応じてOSが定期的に再計算を繰り返しています。そのため、残時間が増減することが見られますが、仕様ですので故障ではありません。残りの容量については、隣のパーセンテージをご覧になったほうが確実です。
・CPUの使用率がほぼ100%になりハングアップとなる
Chromeの更新のバージョンで特定の機種で出てしまうトラブルです。2021年7月現在で対処法は出ておりませんので、更新をする場合にはバージョンにお気を付けください。
○iPad
・キーボードの反応が悪い
iPadはBluetooth接続の混線を避けるため、横置きした時の下部のスマートコネクターでキーボードと接続しているものが多いです。差し込み固定ではなく接触による接続ですので、ケース内でiPadがずれていると正しく接続されず、キーボードが反応しないことがあります。一度ケースからiPadを取り出すなどして、再接続をしてください。それでも回復しない場合は教育委員会もしくは、教育委員会から指定されている問合せ先などにご連絡ください。