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GIGAスクール構想とは
GIGAスクール構想で使われるタブレットについての知識はこちら
令和元年より、本格的にスタートした文部科学省の事業です。
地域や学校で差があった学習用のパソコンを整備し、子供たちが一人ひとりパソコンを持つことで、
子供たちにそれぞれに応じた多様な教育を行っていくというものです。
具体的な事業内容は次の二つです。
・すべての児童に一人一台パソコンを整備する
・すべての学校に高速大容量の通信ネットワークを整備する
GIGAとは、Global and Innovation Gateway for All の頭文字をとったものです。
Global = 世界規模の
Innovation = 革新的な
Gateway = 入口
for All = すべての人に
日本語訳すると、「すべての人に世界規模の革新的な入口を」という意味となります。
これまでとは授業の形式が変わります。クラウド型授業支援ソフトを使うことで次のように授業が変わります
・教材,課題の配布や回収
教材,課題の配布や回収がネットワークを通して行われます。
提出状況のチェックや友達同士で回答を共有することなどができ、さらに双方向的な活動が行われます。
宿題もネットワークで配布されるため、提出・管理が容易になり、紛失の可能性が減ります。
アンケートなども簡単に作れるので、子供同士の学び合いも深まります。
・インターネットを使った授業
授業に関係する動画を見たり、わからないことを検索したりとインターネットを利用した授業がいつでもどこでも行われるようになります。例えば、体育館で体育の授業中にマット運動のコツを検索し、動画で見ることができます。
web会議機能もあるため、学校間での交流や感染症対策での遠隔授業などにも利用できます。
・文書作成などが身近に
文書作成ソフトや表計算ソフト、プレゼンテーションソフトが標準搭載されているため、それぞれの意見を発表するときにそれらのソフトを活用する力を身につけることができます。
・個に応じた学習が可能に
教員が児童の学習状況を授業中でも管理できるため、児童一人ひとりに応じた教材を配布することで、児童の教育的ニーズや学習状況に応じた個別学習が可能です。
・情報モラル教育へ
実際にインターネットなどの情報技術を活用する場面が増えることにより、情報モラルを意識する機会が増え、のちのちのインターネットによるトラブルを減少させることができます。
自治体ごとに違いますが、ご家庭では次のようなことに取り組んでもらうことがあります。
・端末の充電
・毎朝の健康観察をタブレットに入力
・端末を利用した配布文書や連絡の確認
・端末を利用した家庭学習の管理・確認
内容によっては、ご家庭に無線LANが必要になります。無線LANがない場合は自治体までご相談ください。