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◆学習用パソコンはどんなもの?
今回のGIGAスクール構想で配布されたのは一般的に「タブレット・タブレットPC」と呼ばれるものです。タブレットとは、ペンタブレット(板をペンでなぞることで入力する入力装置)に代表されるようにもともとは板状の端末全般を指すものでした。液晶ペンタブレットなどのように液晶を搭載したものが登場し、次第にパソコンと同じように使える「タブレットPC」が出てきました。
○パーソナルコンピューター向けのOSを利用したもの …Windowsタブレット など
タッチパネルを搭載し、端末に通常のPCと同じ機能を設けたもの。PCと同じように運用できます。
○携帯機器向けのOSを開発し搭載したもの …iPad、Chromebook、Androidタブレット など
タッチパネルを搭載し、端末に携帯機器向けに新たに開発したOSを搭載したもの。Webの接続が前提となります。
ここでは、特に一般的な三つのタブレット端末のよく言われる特徴についてまとめていきます。
◆Windowsタブレットとは
Microsoft社が開発したWindowsOSを搭載したもの。上記で説明した通り、PCと同じ機能が搭載されています。
・Microsoft office365により、クラウドを豊富に利用した活動を行うことができます。
・ソフトウェアのインストールができるので、学習ドリルなどがネットワーク環境下でなくとも使えます。
(ただし、基本的な運用はネットワーク環境を想定しているため、学習ドリルなどのソフトの動作環境を満たしているかは機器によります)
本体外側や起動時の画面に窓を模した四つの四角のマークがあれば、Windowsタブレットと思ってよいです。
◆Chromebookとは
Google社の開発したChromeOSを搭載したタブレット。上記で説明した通り、ネットワーク上の運用を想定しています。
・Google Workspace for Educationによりクラウドを豊富に利用した活動を行うことができます。
・クラウド運用を想定し、本体の機能を制限したため、起動が早いです。
円形の四色のアイコンが本体外側や起動時の画面にあれば、GoogleChromeと思ってよいです。
◆iPadとは
アップル社の開発したiOSを搭載したタブレット。ネットワーク上での運用を想定しています。
・AppStoreよりアプリをダウンロードして使うことができます。
・携帯電話会社の回線を契約して使うことができます。(通常のタブレット機器はWifi接続しないといけない)
ただし、学校から貸与されたものに携帯の回線契約をすることはできません。
リンゴを模したアイコンが本体外側にあればiPadと思ってよいです。